梅雨がいよいよ来たなーと思っていたけど、今日はしっかり暑い。ということで、タグの練習後に友人とウインドサーフィンへ。湖岸は強い西南西の風。ウインドサーファーも多い。まずは施設のオーナー夫婦へご挨拶。今日も歩いて来たのか?と聞かれる。近いから毎週来れていいね〜若いからすぐ上手くなるよ!と。ウエットスーツに着替えると、インストラクターの山本さんが準備をしている。とても穏やかで気さくな方。湖面の様子で風の強さを見分ける方法を教えてもらう。同じ高校出身だということを初めて知る。奇遇ですね。そういえば、この間奥さんにも初めてお会いした。とても腰の低い優しそうな方だった。ニコニコしながら話しかけてくれた。
2時間くらいで湖から上がると、一際目を引くカメラマンがいる。声をかけてみると、20年以上ウィンドを撮影しているとのこと。使っているレンズ一体型のカメラを「馬鹿ちょんの高級機(デジタルカメラの中では上位モデル)」と喩えていたけれど、被写体に適したカメラを選ぶ感じはさすがだなと思う。もう少し上達したら撮ってくださいとお願いをした。
ウインドサーフィンを始めて2ヶ月弱。このビーチに関わる人の様子が見えてきつつある一方で、町の中心部とは別のローカルがここにはあるということを薄々感じ始めている。町の人に限定する必要は無いし、町外から関わりを持つ人が増えることはとても良いことだけれど、どこか寂しい感じもする。ウインドサーフィンの他に、カフェスタンドやキャンプサイトがある西側のレイクサイドを南へ進むと、半島の先端に「南海荘」という、かつて漁師の方々が営まれていた海の家がある。潮干狩りが盛んだった頃は軽食の販売やBBQ用具・食材の提供をしていたけれど、現在は営業していない。建物本体から周囲へ増築を重ねたおおらかな佇まいはとても興味深い。あり合わせの材料を組み合わせて作ってっている様子も伺える。子どもの頃、親の同年や体育振興会の集まりで南海荘に連れて来てもらったのを思い出す。弁天島の花火大会の日に、対岸に打ち上がる花火を見ながらBBQするのは最高だったな〜と。町の記録を残す建物がいくつも取り壊されていく中で、可能であれば南海荘はこのかたちのまま残っていてほしいなと思う。かつての南海荘のように、湖と町とを関係づける場所づくりや仕組みづくりが、いつか自分にもできるといいなと思います。なんてね。
2022-06-12
海の家
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