台風一過

先週に続いて台風が接近する週末。雨が激しく打ちつける夜に祭の準備に顔を出す。準備は町内の公園の脇にある作業小屋で行われる。台風で吹き飛ぶんじゃないかと心配になる見た目をしているけど、今日まで生き存えているということは丈夫な建物なんだろうと思う。もちろん地域の方々による管理や修繕があってのことだけれど。地域の魅力的な建物が、ある日突然、味気の無い倉庫に置き替わってしまった、というケースに出会すことがある。その度に物悲しい気持ちになる。この小屋にはまだまだ頑張ってもらいたいなと思う。青年部に入って8年目(内2年はコロナの影響で中止)になる。後輩達がせかせかと作業をする中、冷蔵ケースから缶ビールを取り出して飲む。薄暗い土間のワンルームに冷蔵ケースがあって、ロビーベンチがあってみたいな場所が溜まり場には向いているのかなと思う。部室みたいな場所。クリーンな環境とはかけ離れた場が意外と魅力的だったりする。翌朝、体内の酒を抜くために町内をランニング。台風一過の青空が広がっている。公園に向かって軒が伸びる美しい佇まい。祭まで後1週間。今週末こそは晴れてくれることを期待しています。